霞ヶ浦北浦では,漁業者が鮮度良く丁寧に獲った小魚やエビを原料に,湖岸周辺の加工業者が代々受け継がれた伝統ある製法で佃煮を作っています。ここでは,テナガエビの佃煮ができるまでを紹介します。
1 漁獲・水揚げ 漁港や船溜に水揚げされた新鮮な漁獲物は、漁業者から地元の加工業者へ引き渡されます。 目の前の湖で捕れた鮮度の良い原料から美味しい佃煮ができます。
2 洗浄・選別 原料を洗って,中に混じった雑魚や水草等を取り除き,捕れたテナガエビの大きさを揃えるために選別します。
3 調味煮熟 煮る原料に合わせて,時間を調整しますが,約40分程度煮熟釜で煮て味付けします。
4 液切・放冷 煮上がった佃煮を釜からあげ,液切りをします。送風して急速に冷やすことで色つや良く仕上げます。液切りした調味液は元ダレとして、再利用します。